「やっぱり李斗、あのダンサーなんでしょ?」 あたしの質問に目を見開く李斗。 「ねぇ、答えてよ…。」 いつもどうしてこの場所で踊ってるの? どうしてこの時間に…。 キャップを深く被って、ショーウインドーの前で…。 どうして…お兄ちゃんみたいに、この場所で…。 いっぱい質問はあったけど、それを口にする事はできなかった。 思わず…脳裏に焼き付いた、真剣に踊るお兄ちゃんの姿を思い出してしまったから…。