叫んだ瞬間、恥ずかしさを紛らわすかのように彼のキャップを掴んだあたし。 「ちょ…やめろって!」 「やだっ!」 そのまま力を入れて引っ張れば、キャップは簡単に取れてしまった。 そして… 「やっぱり…。」 あたしがそう呆れ声で言うと、彼は悔しそうに顔を歪めた。 「ねぇ李斗、こんなとこで何してんの?」 「お前もこんな夜遅く何してんだよ。」 手をついて立ち上がった李斗は、少し体をはらうと手を差し延べて来た。