その声に反応するあたし。 深く被ったキャップをもっと深く被り直したダンサー。 そのダンサーの行動に、思わず首を傾げたくなった。 「き、気をつけろよ。夜なんだから。」 「あ、はい…。」 なんかおかしい。 この人の声……きっとあたし聞いたことがある。 それに、さっきの少し慌てた反応。 まるであたしを知っているみたいだった。