モデル彼氏とお姫サマ☆







物影からもう一度覗く。


あたしは息を飲んでその光景を眺めた。



「おにい…ちゃん?」



思わず呟いてしまった。


ううん、ありえないよ。


お兄ちゃんがこの場にいるはずがない。


頭の中ではそう思っているハズなのに、心は期待してしまう。


だって…どうして?


間違いないよ。


深く被ったキャップ。


建物のショーウインドーを見ながら真剣に踊る姿。