あたしはもう一度御礼を言おうと顔を上げた。 でも…頭を上げた瞬間、あたしの顔は青ざめた。 「李斗…っ!その顔…」 「あぁ、これ?…少し切っただけだよ。」 李斗は自分の頬を摩りながら平然と言った。 だけど、李斗はそういうけど…酷いよ。 そう、あたしの顔が青ざめた理由。 それは、李斗の顔に切り傷が出来ていたからだ。