モデル彼氏とお姫サマ☆







『ゴホッ……苦しい。』



その場に倒れ込んだあたしは、自分の胸を押さえる。


どうして…こんな事に…。



『助けて…おにーちゃ……。』


『アリス…!?』



声がした方に顔を上げると、あたしを抱き上げる優しい手。


だけど…顔が見れない。



『アリス……ケホッ…もう大丈夫だぞ…。』


『お兄ちゃん…?』



でも、あたしには分かったんだ…。


それが…あたしの大好きだったお兄ちゃんの手だって事が。