スタスタとあたしの言葉なんてフルシカトで前を歩く和馬。


そんな和馬にあたしの額の血管が浮き上がる。


なにコイツ。


ケンカ売ってるわけ!?


あたしは履いていた上ぐつを掴むと、和馬に投げ付けた。



「痛っ!?」



やったっ!


あたしの投げた上ぐつは、綺麗な弧を描いて見事にクリーンヒット。