ふぅ〜…疲れた。 明日、学校じゃん。 あたしは椅子に座りながら、誰にも聞こえないような小さなため息をついた。 すると、撮影を側で見ていた李斗が近づいて来た。 調度いい。 次の撮影までは少し時間がかかりそうだし、李斗と話しとこ。 あたしがそう思い、近づくと李斗が口を開いた。 「お前凄いな。」 「へ?…何が凄いの?」 「だから…その、あんなに綺麗に泣いたり出来るのとか。」