ドラマの撮影でもこんな気持ちになった事ないのに…。 あたしは初めて感じた変な気持ちに、動揺を隠せなかった。 「アリス。」 あたしが赤らんだ顔を戻そうと頬に手をあてて、必死になっていた時だった。 後ろから不意にかけられた声。 それは紛れも無く李斗の声で……。 「はい?」 振り向いたあたしの目に映ったのは、少しサングラスをずらして… その隙間からあたしを見る李斗の姿。