いじめっ子抹殺魔法〜優等生の放課後残酷魔物狩り〜

とどめを刺そうとぼろぼろの髪を掴んで頭を引っ張り上げる。ナイフを首に押し当てたけど、入らない。何度試しても虚しく横滑りさせるだけだった。

背中から心臓を突こうとしても強く弾かれる。

急所は不思議な力で守られている。これでどうとどめをさせばいいのか……。

毒や火など他の殺し方を考えていると、女が床に伏せていた顔を上げる。

何か来ると身構え槍を出すと、女は床に手をつき怒りを込めた目で見ていた。

首を絞められたときのことを思い出す。今まで見てきた魔物とは桁違いの殺意を持っている。

毒が効かなければ?燃え尽きる前に私に向かって飛びかかってきたら?

「そんな体じゃ私に追いつけない、鏡にも戻れない……もう諦めなさい!」

恐怖で体が動かなくなった私は自棄になってそう言ってやる。

すると女は怒りで襲いかかるのではなく、涙を流し始めた。
女はじわじわと光になって消えていった。

すんなりと消えていった女を見て安心し、ぺたりと座り込む。

なんとなくこの女を倒してしまえば後は簡単な気がしてきた。