いじめっ子抹殺魔法〜優等生の放課後残酷魔物狩り〜

外の壁を伝って進み、階段前の廊下に面している窓を開けると再び校舎へ戻る。
女の影は見えず、足音も聞こえない。戸惑ってその場に立ち尽くしているのか、諦めて引き返したか。

階段の仕切りに先端を差し込んだのを始点に、向かいの壁、仕切りと高さも変えつつジグザグに紐を渡らせる。

踊り場まで来たら今度は縦、斜め上と自分が絡まりそうなほど張り巡らせた。

自分がこれに挟まるのはなんてことないのだ。
階段の入り口まで行ったら、鏡から出る女のようにするりと飛び出し、両手をつくと、開いた両足の爪先も続いて床に着く。

上半身を起こして開いた足を元に戻すと、手の埃を音を立てて払う。

そして手のひらからベルを生み出した。

リリリン。リリリン。

ベルの高い音が響くと、ドタドタと騒がしい足音が戻ってきた。階段の前に立つ私に向き直った女は血の気のない唇を引き結んでいて、両手を前に出し飛びかかってきた。

私は紐の上を飛び越え、踊り場に着地。そして二度目のベルを鳴らした。女は踊り場に立つ私を目指し一直線に飛び込んで、二回のベルを合図に硬度と切れ味を持った紐に身を切られていく。

ぶつ切りになった肉片が紐に絡んだり床に落ちる。

それでも骨は丈夫で、紐に乗りかかっても切れる様子はない。
下半身を階段に置いて上半身だけがずるりと紐を潜り抜けた。

骨が剥き出しになった手を伸ばし、私の前を掻く。