いじめっ子抹殺魔法〜優等生の放課後残酷魔物狩り〜

最初に吸い込まれた時の警戒心をつい落としていた私に、つっかえたはずの鉄棒が襲いかかる。

吹き飛んできた鉄棒を間一髪で潜り抜ける。頭上を飛び越えた鉄棒が重い音を立てて転がったのを見て恐怖を覚えた。

すうっーという音が男から聞こえる。冷たい冷気を吹き出した分吸い込む、まるで人の呼吸だ。

そう考えると、連続して強い勢いで噴き出すことは出来ないのでは。

私はナイフを複数握り投げつけた。
遠ざかる私に対し反射的な速さでナイフを吹き付ける。

男が吹き出した時にはもう準備をしていた。

複数の筒がぶら下がったものをすかさず投げ込む。

吸う音を立てる男に向かって爆竹が飛び込んだ。

爆竹は吹き出される前に炸裂し、槍を曲げるような硬さの腕にもダメージを与えてくれていた。

黒い表面が弾け飛び、内側の肉が痛々しく晒されている。
威力は十分、今度は頭の近くで炸裂させよう。

男の速度が心なしか速くなった気がした。しきりに軋むのにもお構いなく先を急いでいるようだ。

男の手足の隙間から突き当たりが見えた。
間もなく追い詰められようとしていた。

次かその次で倒せるかしらね。
次に投げるものの用意をして、突き当たりに背をつけた男に投げつけようとした。