いじめっ子抹殺魔法〜優等生の放課後残酷魔物狩り〜

「あ、お母さんが来たみたい」

「そっか、さようなら。また明日ね」

「おう、さようなら」

「さよならー」

自習室を後にして自動ドアをくぐる。
黄色がかった温かめの照明から夜の冷めた影に踏み出し、腕を組んだお母さんがいる車に乗り込む。

「おかえり」

「ただいま」

それから何も言わずにハンドルを握る。
何も追及されなかったことでホッとして、窓ガラスに頭を預けた。

行く気はしないけど例のタピオカ店の評判が気になって検索してみる。

どうやらミルクティーだけではなくてイチゴミルクやヨーグルト、またはタピオカ以外のドリンクも扱っているようだ。

流行だけでやっていけるものではなく新しいものも取り入れている。

私も新しい戦い方を取り入れるべきかもしれない。

インターネットは便利なもので今は使われなくなった武器でも使い方を解説してくれる。
細かいところはわからないし、達人のような動きはできなくても、魔法で補えるから大丈夫。

命の危機を感じたのは武士の魔物たちくらいだけど、いつ強い魔物に遭遇するかわからないから使える技は増やしておきたい。

空いた時間に調べ物とイメージトレーニング、放課後魔物がいないところで実際に動いてみることを繰り返していた。