いじめっ子抹殺魔法〜優等生の放課後残酷魔物狩り〜

顔は汚され、盗難の責任を負わされ、話し方まで馬鹿にされる。


「何が面白いのよ!」

放課後の校舎で力任せに魔物を斬った。
毎日毎日私を貶す理由がわからない、魔物たちが沸いて出てくる理由もわからない。

食事や睡眠と違っていじめなんて生きるのに必要ない。言ってしまえばあいつらにとっては娯楽なのだ。それなのにいじめは毎日欠かすことなく続けられている。

娯楽なら他にもあるのに、わざわざ人を傷つける方を選んでいるのだ。理性があればこんなことをしてはいけないと思いとどまるはずなのに。

道理の通じない異常者だ。
何度やめてと言ってもやめないし耳を疑う様な言葉を返してくる。同じ言葉を使っていても届いた心地がしなくて気が狂いそうになる。

魔物も一部を除いて人間の言葉を話さない。なぜ学校に住み着くのか、目的は何なのかもわからないまま倒してきた。

ただ魔物狩りは滅ぼしたら終わる。クラス替えと違って自分の努力次第で早めることができる。

次々と現れる魔物に果てはあるのだろうか、夢の中のあいつに遊ばれているだけで、滅ぼして願いを叶えさせる気はあるのだろうかと思うこともある。

それならそれでもういいかなと思っていた。
沙良木の怪我は時間とお金がかかるけど手術で治せるかもしれないし、魔物狩りは私の救いでもあるのだ。

あの五人に反撃しても無駄だから、と収め続けた刃を振るうことができる。

魔物を斬った時の手応えが私の心を軽くする様になっていた。