いじめっ子抹殺魔法〜優等生の放課後残酷魔物狩り〜

昨日もらったプリントは今日のSHRで読み上げる。しかしもう一人は昨日いなかったため、何のことかわからなさそうにしている彼を置いて一人で前に立つ。

役割を分担するのも面倒だから休んだ彼に対して特に思うことはない。しかし私が前に立つだけで笑うあいつらには何か言いたいことはあるか聞いてやりたい。

睨んだと難癖をつけられるのは嫌だからプリントで視線を遮る。

「以上です。質問はありますか?」

あいつらも先生のいる前では何も仕掛けてこないようで、SHRを終わらせたいみんなは黙りこくる。

役目を終え、SHR後自分の席でゆっくりしていた私に海堀が迫ってくる。

「ねえ、休んだんだから一言教えてあげないといけないでしょ?」

確かに一言言うべきだったかもしれない。しかし仲良くもないクラスメイトにそんな手間はかけないし、休んだのが私の方だったとしても彼だって何も言わなかっただろう。

ただの揚げ足取りなのが透けて見える。もし委員会が一緒なら嫌がらせしてくるやつにとやかく言われたくない。

「そうね、どうも」

私にも問題があったからそれだけで済ませた。なのに……

「これ落としたよ」

「そうね。どうも」

海堀が全く似ていない鼻につくすまし声で言った後、得意げに私の方を見てきた。
真似って本当に腹立つけど、こんななんてことない言葉では気のせいだろうと言われておしまいだ。

「急に三河ちゃんの喋り方で溢れてていらいらする。あの変にすました感じ?一人だけでもうざいのにこんなに増えたらノイローゼになりそう」

「わかる。ちょっと成績いいからって他の子とは違うんですーみたいなのが滲み出てるよね。こんな馬鹿高校でそんな雰囲気出すとかダサいだけだよ」

トイレに行った隙にこんな言われ様だ。
風邪引かなければこんなところ来てないわよ!