校舎は静まり返り、渡り廊下を渡っても魔物の気配がない。ひたすら足を進めるだけの時間が続いていた。
小さいものばかりだったからもっと大きいのを倒したい。しかしこればかりは運に任せるしかないのだ。
そういえば体育館の舞台袖に人型の魔物がいた。今もいるかわからないけど移動してみようか。
そう思い立ってここを去ろうとしたとき、突然足下に空いた穴にガタンと左足を落としてしまう。
左足を上げながら穴を見てみると、床が綺麗な正方形にくり抜かれていた。どう考えたって魔物の仕業だ。
爪先が穴を抜け出てまた床に踏み下ろしたとき、今度は右足がはまり込んだ。
どういうことだと思いながら穴の中を見つめると、中のコンクリートから棒が伸び出てきて、私の足首を囲んだ。
棒は鉄で出来ているようで、ノコギリを引くようにして切ろうとしてみるも、どうやら切ったそばから直されるようだ。
傷がついたかと思っても一秒後に撫でてみると滑らかになっていて、切る以外の解決法を考えるしかなかった。
もしもこのまま一生出られなかったら。ただの夢だと思って引き受けたことを後悔してから、それでも足元に気をつけるなど状況を回避することはできたはずだと反省する。
なんで私がこんな目に。
足元に気を配らなかったからかもしれないけど、そもそもあいつが魔物退治なんて頼まなければ……もっとちゃんと説明してくれていたら。
自分の状況を恨んだ。
沙良木は何もしていないのに苦しんでいて、助けようと魔物退治に挑戦したらこんなことに。
小さいものばかりだったからもっと大きいのを倒したい。しかしこればかりは運に任せるしかないのだ。
そういえば体育館の舞台袖に人型の魔物がいた。今もいるかわからないけど移動してみようか。
そう思い立ってここを去ろうとしたとき、突然足下に空いた穴にガタンと左足を落としてしまう。
左足を上げながら穴を見てみると、床が綺麗な正方形にくり抜かれていた。どう考えたって魔物の仕業だ。
爪先が穴を抜け出てまた床に踏み下ろしたとき、今度は右足がはまり込んだ。
どういうことだと思いながら穴の中を見つめると、中のコンクリートから棒が伸び出てきて、私の足首を囲んだ。
棒は鉄で出来ているようで、ノコギリを引くようにして切ろうとしてみるも、どうやら切ったそばから直されるようだ。
傷がついたかと思っても一秒後に撫でてみると滑らかになっていて、切る以外の解決法を考えるしかなかった。
もしもこのまま一生出られなかったら。ただの夢だと思って引き受けたことを後悔してから、それでも足元に気をつけるなど状況を回避することはできたはずだと反省する。
なんで私がこんな目に。
足元に気を配らなかったからかもしれないけど、そもそもあいつが魔物退治なんて頼まなければ……もっとちゃんと説明してくれていたら。
自分の状況を恨んだ。
沙良木は何もしていないのに苦しんでいて、助けようと魔物退治に挑戦したらこんなことに。



