いじめっ子抹殺魔法〜優等生の放課後残酷魔物狩り〜

あまりにもタイミングがよかったからうっすらと笑みも浮かんだ。

すぐさま槍を構え、音を立てないようにして歩く。

じっくりと視線を巡らせていたけど、気配を感じて右側を睨み、視線を下げる。すると消火器の箱の下に黄緑色の小さな光が潜んでいるのを認めた。

じっと潜んでいた一対の光は、私と視線がかち合った瞬間突き上がるように動いた。

すかさず右足を踏み込んで隙間に槍を潜らせるようにすると、足元を風が吹き抜けた。
魔物は光の残像を伸ばして逃げ出した。

足を大きく踏み出し槍の届く範囲まで距離を詰める。
振り返ることもなく一直線に走り続ける魔物の背に槍を振り下ろした。

頭にめり込み、骨を押し割る手応えが伝わってくる。
絶命を確信しても抜かず、肉の感触を突き抜け硬い床にまで到達した。

魔物が消えまっさらになった床から槍を抜き、傷を置いて次の魔物を探す。
魔物は人間とは違う存在であり、大きさも様々だ。前、横はもちろん足元でも狭い隙間でもありとあらゆるところに潜んでいる可能性がある。

それを理解したつもりで注意を払っていた。