いじめっ子抹殺魔法〜優等生の放課後残酷魔物狩り〜

五人は何も言わず帰っていく。
それを見届けると、咲洲たちが気を遣って励ましてくれた。

明日から悪化するのだろうか。咲洲たちは変わらないままでいてくれるだろうか。

集まる視線が痛くていたたまれない。
申し訳ないけど今は誰とも話す気になれないから、一言断って先に帰る。

同じクラスの人に見つかったら何を言われるかわからないから、帰るタイミングはずらしたかった。

逃れるように人の少ない方を選び、名前も知らない特別教室の前にもたれる。
すると聞き覚えのある声がして耳をそば立てた。

先生と雪田……!

廊下の突き当たりに自習用として置かれている椅子と机に集っていた。

向こうは私に気付いていないようだ。

「過敏に反応するようになったんだと思います。ですが今回の盗難は絶対に私たちは関係ありません」

「あいつも知らないって言ってたし、そういうことなんだろうなあ。三河も話し合って納得してくれるといいんだがな」

「三河は本当は物分かりがいい子ですから……わかってくれると思います」

先生と海堀がわかったような口振りで私について話す。二人が思い描く私の姿は都合のいい優等生で、真剣な怒りは一時の気の迷いとして扱われていた。
なんで私が誤解しているかのように話が進んでいるの?私の話をちゃんと受け止めなかったのは先生、間違っているのはそっちの方だ。