いじめっ子抹殺魔法〜優等生の放課後残酷魔物狩り〜

「そこで、今日はグループになって話し合ってもらう。これまでに、もしかしていじめかな?と思った事を書き出してくれ」

涙を手の甲で拭い、何も描かれていない紙をファイルから取り出した。
私は普段の人権LHRと変わらない内容に呆れ返り、思わず机を動かすのが遅れる。

四人で机を合わせると、出席人数が三十四人だから八つのグループができ、先生が紙を配って回る。涙で濡らした指のおかげか紙を捲り取るのもスムーズだった。

冷静に考えて、もしかするとこれは証言を集まるためにしているのかもしれない。いじめがあるといいつつも私と五人の名前を伏せていたのは、五人の圧力を恐れず書くためにかもしれない。そうじゃないと私が報われない!

……それで正直に書いたとしても、名前が書かれなかったら私に対する行為なのかもわからないじゃない。

隣の席の女子が、今までのことも気にしていない様子で意見を伺ってくる。いじめが誰の話なのかは公然の事実で、心当たりがあるから私に聞くのだろうけど、周りの目を気にして他人事のようにしている。

今までされてきたことはほとんど覚えているけど、二つ程度発言して終わらせた。