いじめっ子抹殺魔法〜優等生の放課後残酷魔物狩り〜

「本当か!?早く言ってくれ!」

正直言って先生の力を信用していない。
みんな仲良しでトラブルは自分たちで解決できるクラス、と今日まで信じてこれたような平和ボケだ。

中途半端な指導で事態を悪化させられたら嫌だから言えなかった。

「それでも言いずらかったんだよな?すまんな気付けなくて……」

何も知らずに私の落ち度と責めてきたのに、今は声色を変えて肩に手を乗せてくる。間違った距離の詰めかたが鬱陶しい。それでも印象が悪くなるから、手を払い除けることもできなかった。

先生が手を離したところで、包み隠さずこれまでのことを話す。
すると日焼けで赤みがかった目元をさらに赤くして涙を溜める。それに対し当事者である私の目と声は乾いていた。

「よく話してくれた……俺はクラスのことをよく知っていると思っていたが、そんなのは勘違いだとわかった。三河、すまん」

やっと気付いたか。
押し震えた声で謝る先生を見ながら、安心したような顔を見せるのが正解なんだろうけどできそうになかった。