いじめっ子抹殺魔法〜優等生の放課後残酷魔物狩り〜

「物の管理をしっかりしろ!?どんな神経したら自分で盗んでおいてそんなこと言えるの!?全くいつからそんな小賢しい真似を覚えたのかしら……!?」

私はあまりの衝撃に声が上擦り、ふざけた窪田の手首を掴む。

「盗んだなんて言いがかりだよ。三河が落としたのを拾ってあげたんだよ」

「その割には探す様子も見えなかったけど。いつ見つけたの?そもそもどこに落ちていたか言える?」

「うぅーん、それはねぇ……」

「ほら言えないでしょ。そういうところがお粗末な」「盗まれたのが本当でも三河の管理が甘いから盗まれるんでしょ」

言い淀んだ窪田に対してそれ見たことかと捲し立てようとすると、そこで一井が遮る。

腕を組みながら平然と言い切ったことに目を疑った。
海堀と窪田は後ろめたいことをしているという自覚があるのか時々周囲を気にしている。そして醜悪な行為に相応しい下品な笑い方をする。

一井にはその自覚がない。当たり前のことのように言った。

前から思っていたけどこいつらは本当に私と同じ人間なのか。頭の作りがそもそも違うのではないか。

「小賢しいのは三河の十八番じゃん。ちょっと似たようなことを返されたくらいでキレないでよ」

これまでのあいつらの行いを精算したら私が怒ったことなんてお釣りが出るくらいだ。あまりの異常さに言葉を失っていると、一井は窪田の肩を抱いてここから去る。

あいつらに反省という言葉はないらしい。そしてクラス替えまで切り抜けることが困難だと判断する。

この学校は退学・留年する生徒も多く、下手したら一クラス減る。元からクラス数も多くないから五人の中の誰かと同じクラスになる確率は高いし、腐った蜜柑のように自分がしてきたいじめを伝播するだろう。

だから今年中に手を打たなければならない。
先生に言おう。悪化する可能性も高いけど、このままでは腐った生活が続くだけだ。