いじめっ子抹殺魔法〜優等生の放課後残酷魔物狩り〜

天気の影響で影の濃い日が続いたけど、今日はよく晴れた日だ。まだまだ日光が存在感を示し、影もどこか柔らかい。

この様子では魔物は出てこないだろう。体育館の中を探し回りつつも、目当てのものに出会えないのはわかっていた。

そこで上にある細い通路に立ち、魔物が見つかるまで見下ろすことにする。

魔物は絶対体育館にもいる。そんな根拠のない予感で無人の体育館を見渡すけど、窓からの日差しが背中を照りつけるだけだった。

それでも四時頃になると日光が赤みを帯び、それに比例して影も濃くなる。

影が伸びる床を見下ろしながら胸騒ぎを覚え、通路を出て階段を駆け下りた。

階段を下り終えたところで槍が上から降ってくる。足を止めずに槍を掴み取り、そのまま部屋から飛び出した。

上から下に下りる時間だけで、格段に薄暗くなっていた。

五月の四時頃とは思えない光景だ。
そう思いながら時計を見上げると、短い針は五時を指していた。

授業中に見たときは、チャイムが鳴った時にちゃんと終了時刻を指していた。時計が狂っているのではなく、時間の流れが変わっているのだ。

いつもと違う空間にいると思い知らされる。

そして体育館の真ん中に相応しくない存在が立っている。