いじめっ子抹殺魔法〜優等生の放課後残酷魔物狩り〜

廊下に出てふと窓を見ると、五時間目までは澄んだ青空だったのに雲がかかりだしていた。

昼時の日光に満ちた校舎内に、どこか陰りが見え始める。

トイレに到着し、まずトイレットペーパーを点検していく。

なくなっていたら補充するけど、今回はどこも入っている。
でも替えのトイレットペーパーがないし量が少なくなっているところが二つくらいあったから保健室に取りに行こう。

効率を考えればゴミ袋を出しに行った後取りに行くのがいいけど、なんだかすぐにでも取りに出たい気分だ。

トイレという場所柄窓は奥にひとつだけ。ずらりと並ぶ個室の壁が影を作り、なんとも暗い場所だ。

いつも使っているから怖いと思ったことはないのに、今はぞわぞわと悪寒が広がる。

窓の多い廊下から暗いトイレに来て、日光に当たらなくなったから寒く感じるだけ。
そう理由をつけて掃除に着手した。

個室の袋の入れ替え、掃き掃除を終わらせてゴミ袋を縛る。
最後はブラシで掃くけど、正直面倒だ。奮い立たせた心はいつの間にか縮んでしまった。全員揃っている時でも面倒だからと省くことのある行程だ。私一人の状態でやる義理はない。

先生が見に来るわけでもないのに真面目にやるのも馬鹿らしい。最低限のことはしたんだし……。

袋の結び目を持ちながら、怠ける気持ちに身を任せつつあった。

それでも私の良心は最後までやろうと訴えかける。

ゴミ袋を出して、それから考えよう。