いじめっ子抹殺魔法〜優等生の放課後残酷魔物狩り〜

沙良木の家の付近を走ったその足で、茫然としながら学校に入る。
咲洲たちに挨拶すると普通に返され、何の変化もない朝の光景があった。昨日とは明らかに違う世界で、私だけは何も変わらない。

他の子と話す気になれなくて、勉強する気にもならなくて、机でじっと座っている。

昨日まで肩身狭そうにしていた五人たちは大きな声で話している。その声が虚しく耳に響いた。

早く放課後になって。早く魔物退治して、沙良木を元に戻したい。そればかり祈って、いじめを受けていた日々よりも学校生活を無気力に消化した。

ぼんやりと、中学でもやったような内容を聞き流す。
六時間目の終わりを告げるチャイムで、途端に抜けていた気力が戻った。うつ伏せ気味に頬杖をついていたのを起こし、すぐさま教科書を閉じて筆記用具もペンケースに収める。

リュックサックを机の上に置いて、たちまちのうちに帰りの準備を済ませた。

早く終われと思いながらSHRを耐え、先生が号令を済ませるとすぐ立ち上がり、肩紐に腕を通す。

影が、違う世界が待っている。廊下に踏み出すと速足で暗い場所を探し求めた。