学校まで歩いて運ぶことはできないし、免許もないから車の運転もできない。
中の見えない黒い袋に入れて電車で運ぶにしても怪しまれてしまう。
すると一井が、店にいる彼氏に車を出してもらうと言い出した。私は大丈夫なのか心配になって、彼氏にはどう言うつもり?と聞いてみる。私に惚れてるし細かいことを気にする性格じゃないから大丈夫、なんてあっけらかんとしていた。
死体が見えないように運ぶため、黒いビニール袋に入れなければならない。持ち運びやすいように、また袋に収まるように体を折り曲げる必要があるけど、まだ硬くなっていないから難なく折り曲げることができた。
袋は店の裏口に一枚畳んで置かれていたのを拝借してきた。どこかに買いに行くのも店の中に入って盗むのも大変だし運がよかった。
袋の口に足を入れ、少しずつ持ち上げながら姿を覆っていく。全部入ったら口を固く縛った。
終わり次第一井がメッセージを送り、店の駐車場から黒い車が出てきた。
「いっせーのーで!」
五人で担ぎ上げて慎重に車へ向かう。重みと肉に包まれた骨の感触が人間を感じさせて気持ち悪い。物じゃなくて、ついさっきまで自分の意思で動いていた人間だったのだ。それがこの世に身だけを残している。
中の見えない黒い袋に入れて電車で運ぶにしても怪しまれてしまう。
すると一井が、店にいる彼氏に車を出してもらうと言い出した。私は大丈夫なのか心配になって、彼氏にはどう言うつもり?と聞いてみる。私に惚れてるし細かいことを気にする性格じゃないから大丈夫、なんてあっけらかんとしていた。
死体が見えないように運ぶため、黒いビニール袋に入れなければならない。持ち運びやすいように、また袋に収まるように体を折り曲げる必要があるけど、まだ硬くなっていないから難なく折り曲げることができた。
袋は店の裏口に一枚畳んで置かれていたのを拝借してきた。どこかに買いに行くのも店の中に入って盗むのも大変だし運がよかった。
袋の口に足を入れ、少しずつ持ち上げながら姿を覆っていく。全部入ったら口を固く縛った。
終わり次第一井がメッセージを送り、店の駐車場から黒い車が出てきた。
「いっせーのーで!」
五人で担ぎ上げて慎重に車へ向かう。重みと肉に包まれた骨の感触が人間を感じさせて気持ち悪い。物じゃなくて、ついさっきまで自分の意思で動いていた人間だったのだ。それがこの世に身だけを残している。



