いじめっ子抹殺魔法〜優等生の放課後残酷魔物狩り〜

私たちのせいとしか思えなくなってきて、とうとう追い詰められた心地だ。

殴って傷を残しただけでも大変なのに、人を殺したとなれば今まで通りの生活なんて到底無理だ。

これからのことを考えて押しつぶされるようになっていると、焦っていた雪田が何かを見出したように顔を上げた。

「心臓は動いてなくてもギリギリ蘇生できないかな!?」

「いつ止まったかにもよるけど救急車が来る頃には手遅れなんじゃ……」

一井は雪田の顔を見上げて言った。

「でも通報せず放置するのは不味い気がする。もしも死体が見つかった時、通報しなかったら罪が重くなるかも……」

雪田の言う通り、通報しなければ義務を怠ったとか言われて罪は重くなるだろう。力加減を間違えて殺したのでも、すぐに通報したのと放置したのとでは印象が違う。

私たちはやってないと言うにしたって、酷い怪我人を放置するのは悪意があったと思われても仕方ない。

確かに私たちがやったとばれたのなら通報しておいた方がいい。けど、通報してもしなくても罰を受けるのなら、死体が見つからないことに賭けたくなる。

「死体を上手く隠せないかな?行方不明者って多いじゃん。案外なんとかなるんじゃ……」

「未成年だし本気で探しにかかるでしょ……関係とか洗われたら私たち真っ先に疑われる……」

一井は及び腰だった。
こうなるとリーダーの朝霧の判断を仰ぐしかない。朝霧ならいい判断をしてくれるだろう、と根拠のない期待をして見やる。