いじめっ子抹殺魔法〜優等生の放課後残酷魔物狩り〜

太陽は山の向こうに隠れ、空も冷めた色をしている。意を決して藪に足を踏み入れた。

一井は怯えているから、私が一番前に立っていた。人が倒れているんだからわかるだろうけど、暗くて足元が怪しい。スマホの電灯をつけて探す。


電灯があいつの靴を照らし出した。当たり!と思ってみんなを手招いてから視線を戻す。


「ひっ!」

横向きにしていたはずなのにいつのまにか仰向けになっていたあいつ。力のないうつろな瞳に対し、血走った白目は逆に生命力を浮き上がらせていた。

白く塗りたくっていた顔は赤く膨れ上がり、歯を食いしばりながらも吐いたものが垂れている。

化粧を落とされたばかりの顔がマシに思えるほど、見るも無残な苦悶の表情を浮かべていた。

お腹を見ると、動いていない。

「し、死んでるっ……!?」

予想もしなかった最悪の言葉が口をつく。
一井が動揺の声を上げながら前に出て、側に腰を下ろすと心臓に手を当てる。

「動いてない……」

暴力が軽かったとは言わないけど、こんな風になるとは考えられない。強いて言うなら頭から落ちたことが死因?
でも直後はこんな顔になってなかったし……いや後から腫れ上がるってこともあるかもしれない。人の頭は大事なところだから、死んでもおかしくはないのかもしれない……。