いじめっ子抹殺魔法〜優等生の放課後残酷魔物狩り〜

「え、いやなんで?こんなやつとキスとか……」

「海堀は彼氏いないんでしょ?」

最悪だ。ファーストキスなのに。
こんなの男を取っ替え引っ替えしてる朝霧と一井がやればいいのに。

嫌だけど、なんかイライラするタイプのやつだからなんとしてでも傷付けたい。感情を放り捨てるように息を止めて顔を寄せると、あいつは腰を拗らせて回避、その上勢いづけて横の朝霧を突き飛ばした。

朝霧が尻餅をついて、心配した一井たちが寄ってくる。朝霧は心配だけど、キスせずに済んだことには安堵していた。

「ふざけんな……!」

「そう言いたいのは僕たちの方だ。その制服は、三河と同じ高校だろう。もしかして学校でいじめていたのか?」

口を引きしばった朝霧に、あいつは学校の話を持ち出す。
学校はばれたけど、私たちが学校でいじめていたなんて公然の事実だ。先生に通報されないかは気がかりだけど、通報する気も出ないくらい怯えさせればいいんだ。

今はこんな風に強く出ていても根は陰気なやつだろう。