いじめっ子抹殺魔法〜優等生の放課後残酷魔物狩り〜

コンビニに入るとカフェオレだけでは終わらず、ガトーショコラも買ってしまった。会計を済ませ財布を戻すためにリュックサックの中を覗くと、目に入ったのは……

沙良木に返そうと思ってた参考書だ!

さっきは思いっきり忘れていた。
明日でいいか、いや沙良木の家に寄って……と考えつつ、バイトの帰りの電車で勉強することがあるということを思い出した。

店長も他の店員も好きではないけど、仕方ない。沙良木は私と違って使える時間が限られているんだ。
それに運が良ければバイト中の沙良木を見ることができる。

お母さんには学校に忘れものしたから取りに帰るとでも言おう。

そう決めて、カフェオレとガトーショコラを冷蔵庫に入れるため一度家に戻る。
帰った後に食べたら夕食が入らなくなるから、勉強後のご褒美にしよう。二つを素早く冷蔵庫に入れると、自分の部屋に戻りリュックサックから参考書を抜き出す。

軽いトートバッグに参考書とスマホと財布だけ入れて、居間にいるお母さんへ一方的に嘘の用事を伝える。

トートバッグを振り回す勢いで颯爽と家を出た私は、会えるとは限らないのに胸を高鳴らせていた。