いじめっ子抹殺魔法〜優等生の放課後残酷魔物狩り〜

「あんたはいつも人の話を否定してばかりだよね。うちにだけじゃなくて、いつも話している子にも。友達の悩みくらい真剣に聞いてあげなよ〜」

「余計なお世話ね」

「そんな風に跳ね除けてると本当に一人ぼっちになるよ?現に三河がいると空気が悪くなるって思う子がいてる」

名前は出さないけどわかっていて言っているだろう。

それはこの前の弁当の時間、二つのグループがくっついて食べていたときのことだ。
さっきの授業の話題で盛り上がっていたんだけれど、いつのまにか葛田の彼氏の話題になっていた。ただの惚気なら聞き流すのに、葛田は延々と愚痴をこぼしてきた。

どうしようと言いながらただひたすら同意だけを求めてくるのが面倒で、私は試しに具体的な意見を言ってみた。すると少し固まった後、そんなこと求めてないしと機嫌を損ねた。

そして直後に私の前で、三河って本当話し辛いと友達に言っていた。それには話を振られた友達も困惑し、当然私も呆れた。

前から子供っぽい子とは思っていたけど、本人の前では言わないという配慮もできないとは思わなかった。

すぐに謝ったけど、葛田はそれからずっと私に話を振ってこなくなった。

「私も人間だから言い過ぎることはある。けれども気をつけているわ。これでも最善を尽くしてる。わかっているでしょうけど、こんなこと言ってくるあなたも場の空気を悪くしているわよ」

想像と違う答えだったのか、面食らったように突っ立っている。

「行こう朝霧。こいつ聞く耳持たないってわかってたじゃん」

励ますように背中を叩く海堀。
あなたたちの言うことなんか鵜呑みにはしないけど、耳は傾けてあげている。