スキップをしながら寮の廊下を通っていると
遠くからチャイムの音が聞こえてきた。

腕時計の付いている右腕を祈りながら見る
しかし願いは届かず腕時計には絶望的な数字が映し出されていた。

[9:02]

やってしまった………………
完全に遅刻だ……………………………………

全速力で走りやっとの思いで学校に着いた時には[9:11]
下駄箱の近くのクラス表を見て自分の教室を探し向かう
しかし教室に居るはずの生徒たちは誰一人も居なかった。

困って周りを見渡していると、

[階段を2階まで降りて正面にある渡り廊下を渡ったところにある講堂にみんな居るよ]

と聞こえた。

私はその声に素直に御礼を言い、
声の聞こえた方向を見た。

しかし声の聞こえた方向には誰も人はいなく
ただ窓があるだけだった。


私はさっきの声に言われたとうりに講堂へ向った