ソファに起き上がって座る彼に
引き寄せられて、彼の前に座った。
急に後ろから抱きしめられて心臓がうるさい。
『なぁ、なんでそれなん』
彼が私の着てるパーカーの袖を引っ張ってきた。
あ、大ちゃんのやつ、勝手に着てたんだった。
彼がいない間だけ借りるつもりが
今日も着てしまっていた。
「ご、ごめん、着替えてくるね」
『ねえ、違う』
「え?」
『なんでそれ着てるん』
「えっと、、、」
『俺がおらんかった間ずっと着てたん?』
「、ごめんね、」
『、、、あぁーもう、』
『あかん、無理、かわいすぎ、』
私の首元に顔を埋めてきた。
息がかかってくすぐったい。
「大ちゃん、、くすぐったい」
『〇〇のいい匂いする』
「ねえ、くんくんしないでよ」
『やだ』