美花「…」
体が重い…瞼も重い…私何してたんだっけ…
私…は桃ちゃんと…
美花「?!ここどこ!」
?「気が付いたか」
美花「?!私どうして縛られて…貴方誰!」
遊「俺は遊だ、桃の…奴隷」
美花「え…」
遊「それよりこれ、」
床にスマホ私投げたと思うと桃ちゃんの声が聞こえた。
桃『美花ちゃんにいじめれたんです』
暁『何!』
美花「?!暁…さんの声どうして…」
遊「お前をどん底に落とすためだろな」
美花「本当に私から…何もかもを…」
遊「諦めろ」
諦めない!暁さんどうか信じないで!
桃『いじめれてるところ動画も撮ったんですよ?』
暁『何?』
桃『見ます?』
そんな話をして暁さんは私がいじめたと言う動画を見たらしい、組みのみなさんも…節句していた
美花「…」
桃『信じてくれますか?』
お願い!暁さん!信じないで!
暁『…わかった』
?!
美花「そ、んな…くっ…」
ピッ
暁さんは、わかった その言葉を言い終わると切れてしまった。
私はまた桃ちゃんに全てを奪われた…
遊「あんたは、桃の事憎いと思わないのか?」
美花「思わないよ、だってきっと…桃ちゃんにも色々あるんだよ、だからこんなことしてるんだよ…」
遊「あんた強いな」
美花「強くないよ…だって私…弱いもん笑」
遊「俺も弱いよ桃の言いなりだから」
美花「桃ちゃんの言いなりってどう言う事なの」
遊「俺は桃の弟」
美花「え?」
遊「桃…姉ちゃんは俺のせいであんな風になったんだ」
美花「…」
遊「昔は姉ちゃんも優しかったんだと思う、でも俺の母さんと姉ちゃんの父親が不倫して俺をみごもって、姉ちゃんの母親を捨てて俺の母さんと結婚…そこから姉ちゃんは俺が産まれたせいで絶望したんだよ…」
もしかして、
美花「こんなことをするのは…桃ちゃんに認めて欲しいから?」
遊「よくわかったな笑そうだよ、姉ちゃんに一度でいいから褒めて欲しいんだよ…」
遊さんは桃ちゃんが本当に大切なんだ…だからここまでして…でも
美花「遊さんそれは間違ってます」
遊「?!」
美花「褒められたいのはわかります。でもこんなことして遊さんは本当に褒められると思うんですか?曖昧な褒められかたで本当にいいんですか?」
遊「それじゃあ、それじゃあ!どうすればいいんだよ‼︎」
美花「簡単だよ」
遊「は?」
美花「遊さんの思いを桃ちゃんに伝えればいいんだよ!後悔した事全てお姉さんに今言わないと遊さんは前に進めない…遊さんの道を進まないと…」
美花「いつまでもお姉さんの言いなりになってたら何も変わらないよ?もう、前に進んでもいいんじゃないかな?」
遊「くっ…今からでも間に合うかな…」
美花「間に合うよ!遊さんが前に進む限りね!」
遊「俺弱虫だからすぐ泣くし姉ちゃんに役立たずて言われてきたけど伝わるかな?」
美花「伝わるよ!泣いてもいいんだよ?自分の気持ちが大切なんだから」
遊「…くっ…お前…変わってるよ…」
遊さんは涙を流しながらゆっくりと言い終わった。
美花「そうだね笑」
遊「…逃してやる」
美花「?!いいの?」
遊「ああ、前に進むことを教えてくれたお礼だ。」
美花「ありがとう」
遊「そうだお前名前は?」
美花「美花よ」
遊「分かった、」
そう言って私のこと縄を解いて一緒に外まで行くと誰かが立っていた。
遊「?!しまった!」
美花「え?」
男「やっぱりお前は役立たずだなー笑」
美花「誰?」
男「桃の言いなりみたいな男だ笑笑それより女、倉庫に戻れ」
美花「嫌よ」
男「お前はその女捕まえてろ」
遊「無理だ」
男「ああ?」
遊「美花…逃げろ、」
美花「?!そんな事できない!」
遊「いいから早く!」
美花「…やー‼︎」
男「?!ぐは!」
遊「お前何やってんだよ!」
美花「私がおとりになる!遊さんはお姉さんと話し合って!」
遊「今は!」
美花「今だからだよ!」
遊「?!」
美花「この機会に仲直りして…私を助けにきてね!笑」
遊「?!…すぐに助けるから」
美花「うん!笑」
そう言って遊さんは桃ちゃんの元に向かった、
男「さっきはよくもやりやがったな!」
とにかくこの男に捕まらないようにしなくちゃ!
美花「ッ!」
私は倉庫の中に戻り捕まらないように走った、