潤「着いたよ」
暁「行くぞ」
暁さんに手を繋がれたまま大広間に向かった
相変わらずちょっと怖いなこの龍の絵
スっ
組『 おかえりなさい！組長『 おかりえり、暁』』
暁「……」
潤「美花めっちゃ緊張してるだろ」
美花「うん、やっぱり変な感じ」
暁「大丈夫だ俺がいる」
潤「美花お前座るところもないし俺の横に座れよ」
美花「はい！」
暁「お前は俺の横に座れ」
美花「え……」
暁「お前……俺の女なんだから」
組『？！ 』
？「お前意味わかって言ってんのか」
暁「ああ」
？「いいや！わかってねぇ!!この子は一般人で高校生なんだぞ！それわかってお前の女にしたのか」
暁「ああ」
？「美花、だったな」
美花「は、はい！」
？「お前にいくつか聞くちゃんと答えろ」
美花「は、はい！」
？「暁のことは遊びじゃなくて本当に好きなんだな？」
美「はい！心から大好きです」
？「君はここがどういうところか知ってるんだよね？」
美花「はい、ヤクザみたいな組みですよね？」
？「まあ、そうだね」
？「組長の女ってことは色々な組に目をつけられて、君はいわば暁の弱点になる」
美花「？！私のせいで暁さんが危ない目似合うかもしれないってことですか？」
？「そうだ、特にお前が危なくなる」
？「誘拐されるかもしれない」
？「それでも暁の隣にいられるか？」
美「わ、私は」
暁「俺は何も言わない、お前が決めろ」
美花「……私はそれでも暁さんの隣にいたいです！」
？「……ふ笑」
？「お前の根性は本物みたいだな」
暁「上出来だ！笑」
？「お前を認める！」
美花「ほ、本当ですか？！」
？「ああ！俺たちはお前の根性に惚れた！」
美「あ、ありがとうございます！笑」
？「あそこでお前が何も答えなければ、暁がどう言おうとお前をすぐに追い出した笑」
この人何気に怖いこと言った……
？「うっし！堅苦しいのはやめだ！酒飲もうぜ笑」
美花「あ、あの私お酒飲めないんですけど……」
？「お前は飲まなくていいんだよ！今から持ってくる酒はいわばお前を俺らが命がけで守るための契約みたいなもんだし！笑」
？！わ、私なんかを……
？「もちろん同盟を組んでる組もいる！さすがに組長には無理だが手助けにはなる！笑」
組長『 ああ』
美花「皆さん……ありがとう……ございます……笑」
暁「泣くな」
美花「これで泣かないなんて暁さんしかいません」
暁「俺も泣く時はある、お前が俺の傍から消えた時だ」
美花「暁さん！私絶対にどこにも行きません！」
暁「ああ笑」
それから酒の契がかわされた
組『姉さん 、組長をよろしくお願いします！』
美花「はい！いつまでも愛します！みなさんよろしくお願いします笑」
私が言ったあと皆、私にお辞儀した。
正座のまま、お辞儀したのその姿はとても綺麗で忘れられない1日になった。
