(起動を開始します...アップデートまで....50. . . .68. . . . 80. . .98. . . . アップデート完了しました。)

「初めまして、僕はエトワール、ご主人様をサポートするAndroid、これから宜しくお願い致します...えっとなんて呼べばよろしいでしょうか?」
『私はヴァイオレットよ。ヴァイオレットと呼んで。よろしくね、エトワール』

私は、生まれた時から孤児だったから、周りの人に迷惑を掛けたくないと勉強、ダンス、乗馬、ありとあらゆることをこなしてきた。ある時、大学の教授にAndroid計画を仕切って欲しいと言われ、協力をし、エトワールを作った。
だが、教授や他の研究者達に出来たとは言ってはいない。

「ヴァイオレット様、僕はこれから何をすればいいでしょうか?」
『エトワール、貴方はこれからずっと私と一緒にいて欲しいの。あと、敬語じゃなくていいよ』
「分かった」

エトワールは、微笑んでくれた。
エトワールは、優しく、なんでも出来るように造った。
髪の色は白に近いミルクティー色、瞳はエメラルドグリーンで、とっても綺麗な顔立ち。

『エトワール、あなたの名前の意味はね、星なのよ』
「星. . . ですか....?」
『そうだよ、きらびやかに輝いてる星空、星の数ほど人に優しく、時に厳しく、時に勇気を持って生きて欲しいの。そう思ってエトワールにしたのよ』
「僕の名前の意味、とっても素敵です。ありがとうございます、ヴァイオレット様」
『気に入ってもらえてよかった』

エトワールと一緒に、過ごしていくうちに、私はエトワールに恋をしていった。だが、その恋は実らない。

『じゃあ、私そろそろ大学に行ってくるね。エトワール、私の机の上に、これから貴方がやる仕事を書いておいた紙があるから、それを見ながら、家のことをやって欲しいの。出来なかったら、私が帰ってから一緒にやりましょ?』
「はい、分かりましたヴァイオレット様」
『では、行ってくるね』
「気をつけて行ってらっしゃい」

♤♤♤♤♤♤
Sideエトワール

「初めまして、僕はエトワール、ご主人様をサポートするAndroid、 これから宜しくお願い致します...えっとなんて呼べばいいでしょうか?」
『私はヴァイオレットヴァイオレットと呼んで。よろしくね、エトワール』

ヴァイオレット様は、僕を物としてではなく、1人の人間として見てくれた。
今日の僕の仕事は、ヴァイオレット様に頼まれた家事というものをやらなければならない。

「えっとまず、掃除というものをやろう」

掃除、洗濯、花壇のお世話など、様々なことをしながら過ごした。

♤♤♤♤♤

今日は、大学の教授や研究者と共に、試作品を完成させなければならない。

「ヴァイオレット、どうだ上手く出来そうか?」
『ネオン、おはよう。相変わらず研究者に見えない格好してるね』
「仕方がないだろ?研究者が着る白衣とか着たくないんだよ」
『はいはい、今回の試作品001は上手くいくと思うよ』
「本当か?教授はお前を信用してるんだ。期待を裏切るなよ?」

ネオンはAndroid計画の1人であるが、頼りないし邪魔。

「ヴァイオレットさん!助けてください!
計算が合わなくて大変です!」
『シュヴィ、あんたまた計算間違えてるんじゃないの?』
「そんなこと....あ!途中から計算間違えてた!」
『もぉ、しっかりしてね』

シュヴィは、私と同じ女性研究者の1人である。
たまに、抜けてるところがあるけど、とっても可愛い。

「ヴァイオレットくん、どうかね?」
『教授、あとはココロを入力しなければならないのですが、どうすればいいのか分からないのです』
「ココロか...困ったな...」
『ココロというものは、どう表せばいいのか....』

このお方がAndroid計画を考えた教授、なぜこんな計画を考えたのかはまだよく分からないが、そのうち教えると言われたまま、未だに教えてもらえてない。

「おいシュヴィ、また計算違ってんぞ?」
「え、どこですか!」
「ここだ、なぜルートを使わないんだ」
「わあ!ほんとだ!ヴァイオレットさん、まだ入力しないでください!」
『もう遅い....』
「シュヴィのアホ、どうするんだ」
「うう...ごめんなさい」
『大丈夫、こっちで上手くやるから安心して。ネオン、シュヴィをそんなに責めないでくれるかな?』
「へいへい〜」

こんなことを毎日やっている。今日は何時に帰れるのやら...早く帰ってエトワールを観察したいのに...

「あ、言い忘れてたが、さっき教授が今日は起動しなくていいって言ってた」
『ほんと!ネオン!』
「お、おぉ...」

よし、これが終わったら帰れる。さっさとやって帰ろう。そして家に帰ってエトワールと一緒に買い物に出かけよう。エトワールには色んなことを知ってもらいたい、早く出かけたい、早く帰りたい...

『私これ入力したら帰るけど、いい?』
「いいけどよ、なんか用事あるのか?」
『うん、ちょっとね...』
「ヴァイオレットさん!もしかして彼氏!?」
『...何言ってるの?シュヴィ...』
「え、違うの?」
「こいつに、彼氏なんか出来るわけないだろ」
『.........ムカつく』
「ネオンさん!ヴァイオレットさんはとっても綺麗な人なんだから、彼氏が出来ないわけないじゃん!」
『と、とりあえず、私はこれで帰るから、あとはよろしくね』
「おう、任せろ」
「こっちのことは気にしなくていいので、楽しんできてください!」
『う、うん....じゃまたね?』
「またね、ヴァイオレットさん」
「また明日な、ヴァイオレット」

やっと帰れる、家のことをどれぐらい出来ているのだろうか...さっさと帰ろ、エトワールが待ってる

『ただいま...エトワール....?』
「.... おかえりなさい、ヴァイオレット様」
『家の事、全部やってくれたみたいだね、ありがとう。これ分からなかった、出来なかったっていうこと、あった?』
「なかったよ、ヴァイオレット様が紙に分かりやすく書いてくれたから、ちゃんと出来たよ」
『良かった、あ、そうそう、様 付けなくていいわよ?あと、これから出かけない?』
「お出かけって言うやつ?」
『そうだよ、いろんなところ行って、貴方に色んな景色を見せたいの』
「景色...見てみたい...!」
『決まりだね』

私とエトワールは、お出かけの準備をしてから家を出た。
市場に行ったり、本屋さんに行ったり、雑貨屋さん、あらゆる場所にエトワールを連れていった。
エトワールは、最上級の笑顔で「こんな世界に生み出してくれてありがとう」って言ってくれた。
それから数日が経ち、エトワールは色んな感情が入っていった。

「ヴァイオレット、最近やけに元気だな、いいことでもあったか?」
『ネオンおはよう。この研究が上手くいってるからかしら。他にいいことは特にないからな〜』
「ヴァイオレットさんおはよう!」
『おはよう、シュヴィ。 あら?いつもとなにか違うような...』
「さすが、ヴァイオレットさん!実は、髪型を少しアレンジしてみました!」
『ほんとだ、可愛いね!』
「何が変わったんだ、全然わからん...」

コンコン

「誰かな?ネオンさん、見に行ってきてくださいよ」
「俺かよ....」

ネオンが扉を開けると、エトワールがいた。

『エトワール!どうしたの?』
「あ、ヴァイオレット!やっと会えた」
「おい、ヴァイオレット、こいつ知り合いなのか?」
「ヴァイオレットさんの彼氏ですか!?」
『えっと.....』
「僕は、ヴァイオレットの彼氏のエトワールです」
《....え!?》

何言ってるの、エトワール!
まだ、ココロなんて持ってないはず.....
あ、そう言えば、この前本を読んでたけど、あれでココロが分かったってことなの?
そんなに、性能いいわけない...
だってまだ試作段階なのに、どうしてそんなに、成長が早いの!?

「ヴァイオレット、忘れるところだった」
『ど、どうしたの?』
「はい、忘れ物の資料」
『資料?忘れてないはずだけど....あ...』
「はい、どーぞ」
『あ、ありがとう...///』
「じゃなくて!ヴァイオレットさんとエトワールさんて、いつから付き合ってたんですか!」

付き合ってないのに、なんて言い返せばいいの!

「ヴァイオレットとは、1ヶ月前から付き合ってるんです。」
「どっちから、告白したんですか!」
「僕からですよ」
「....お、俺は、認めない!!!!!」

ネオンが認めるとか、関係ないと思うけど....
ほんとに困ったな....とりあえず、家に帰ってから話し合うことにしよう。
今は、試作品001を、完成させないといけないんだ。

『その話は、もういいから、試作品完成させるよ!』
「はーい♪」
「おう...」
『エトワール、資料ありがと!また後でね』
「はい!また後で」

そのあと、教授に呼ばれ私達は、なぜAndroid計画をすることになったかを聞いた。

「忙しい時に、済まないね」
「大丈夫ですよ!」
「教授、やっとAndroid計画の事話すようになったんだな!」
『教授、なぜAndroid計画を、考えたんですか?』
「.... それがな.... ある軍人の方に、Androidを作ってくれって言われたんだ、それとも、人を殺せる殺人Androidをな.....」

私はその時、エトワールを守らないとならない。
この街から出ていかないと、いけないかもしれない。
そう私は思った。

『き、教授. . . . .なら...ココロを...作らない方が...彼らにとって....幸せではないでしょうか....試作品001は、もうココロが少しですが入ってるんです...彼を殺人Androidになんか、私はしたくありません。もし、まだ続けるのなら、私は降ります。』

エトワールを守るためにも、私はこのAndroid計画を降りないといけない。

「君がそう言うと思って.....」

バァン!

『なんの...マネですか...教授. . . 』
「今から君たちは、Androidを100万体作るまで、家には返さない」
「教授!それは困るぜ?」
『....教授. . 私からお願いがあります。』
「....聞こう」
『私のサポート役に、もう1人連れてきてもいいでしょうか』
「....良かろう.....ただしAndroidだとバレないようにしろよ?」
『!....いつか..気づいてたんですか...』
「安心しなさい...彼は軍人の手に、渡らないようにする」
『.....ありがとございます....』
「ヴァイオレット!Android計画を続ける気か!?」
『ええ...』
「....なら俺も...ヴァイオレットに、ついて行く.. 」
「ネオンさん....ヴァイオレットさん.....」
『シュヴィ、あなたは無理しなくていいのよ、あなたは、私達はより若いんだから、私たちと一緒に....』
「ヴァイオレットさん、大丈夫です、私も一緒に行きます」
『シュヴィ.....分かった』

私達は話を終え、一旦家に帰った。

1週間後、私達はいつもの研究室と違う場所に連れていかれた。
そこは、軍人施設の1部にある、私たち専用の研究所と寮。
ここで私達は、暮らすようになる。
研究室は、24時間監視されている。

「ネオンさん....怖くないんですか?」
「何がだ?」
「監視されているんですよ?」
「そうだな、監視されてるな」
「何かあったら、助けてくださいね?」
「.....へいへい」

この日から私達の死とのカウントダウンが始まった.....
月日が経ち、私たちの研究は上手くいかなくなっていき、シュヴィが壊れ始めていった。

「もう、やだこんなとろ.....」
『シュヴィ...あなたなら...まだ...できるよ...』
「ヴァイオレットさん!私達はここで殺されるん運命なんですよ!殺されるぐらいなら、私は....私は....」
『シュヴィ....』

シュヴィは泣き崩れた、喉が枯れるまで泣き崩れた。
その次の日、シュヴィは、自殺した。
研究所の屋上から、飛び降り自殺をした。

「なんで...死んだんだよ....おい....シュヴィ.....」
『....ネオン....』
「なあ....ヴァイオレット.....こんなこと....やってる場合じゃ...ないだろ....」
『.....』
「.......ヴァイオレット...なんとか言ってくれよ...なぁ....」
『...私だって...死にたいよ....シュヴィが...死ぬ前に...私に...ヴァイオレットさんとネオンさん会えてよかったって泣きながら言ってた....』
「...おい...なら...最後に..あいつと一緒にいたのって...ヴァイオレット...おまえってことかよ.....」
『....そうたよ...』

そう言ってネオンは研究室から走り去った。

「ヴァイオレット......大丈夫. . . . 」
『エトワール.....わ...私. . . 私は....どうすれば良かったのかな....』
「....ヴァイオレット、立ち止まるな、歩き続けろ...ですよ」
『....え...』
「何があっても、歩き続けないといけません、例え教授さんやネオンさんが亡くなっても、ヴァイオレットは歩き続けないといけません。」
『エトワール....私はもう...無理だよ...立ち止まっちゃうよ...だって...私の大切な...友達をなくなって...しまったんですもの....』
「ヴァイオレットが、そんなんじゃ今度はネオンさんが、本当にいなくなるよ!」
『......それは...やだ...よ....』
「なら、もう泣くのやめましょう、この研究を早く終わらせて、皆さんと一緒に、色んな場所に行きましょう、そんで、このAndroid計画のことを忘れるぐらい、遊び尽くしましょ!」
『...エトワール....そ、そうだね...さっさと終わらせて、色んな場所に行きましょう』
「ふふ..いつものヴァイオレットに戻った」

でも、その日から教授、ネオンが戻ってこなかった。
3ヶ月後、軍人の長官から、二人の死亡を言い渡された。
教授は、他国の軍人に情報を、言い漏らしている所を見つかり、その場で銃に撃たれ殺された。
ネオンは、シュヴィが亡くなってしまったことに、深く悲しんで、首吊り自殺をした。

『どうして....こうなってしまったの...』
「ヴァイオレット.....僕が付いているよ....」


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Sideエトワール

3人の死亡、Android計画のの中止、僕とヴァイオレットは、家に返された。
でも、ヴァイオレットは帰ってきてから、地下室の研究室に、こもって何かの研究をしている。
日に日に、僕が声をかけても顔を見せなくなってきた。

『エトワール....』
「!....ヴァイオレット!」
『今まで1人にしてごめんね、これから出かけない?』
「お供しますともヴァイオレット」

これが最後のお出かけになるなんて思ってなかった、
ヴァイオレットは、どこか悲しげな笑顔をしていた。

♤♤♤♤♤♤

あの事件から何年か経ち、私は、ある老夫婦から、サポートAndroidを作って欲しいという依頼を受け、介護、サポートAndroidを作り始め、その出来が良くて、色んな依頼を受けた。

「ヴァイオレット、君の友達だっていう人が来てるよ」
『誰?』
「えっと名前はシェネルって言う女性だよ」
『シェネル?』
「うん、いつもの、依頼部屋にお通ししたよ」
『ありがとエトワールお茶の用意してもらってもいい?』
「分かりました」

シェネル.....確かシュヴィの友達だったよね....

コンコン

『お待たせしました、ここの主ヴァイオレットと申します。』
「初めましてヴァイオレットさん、シュヴィの親友、シェネルと言います。」
『お掛けになって』
「はい...あ、あの!シュヴィから手紙預かってました...渡すの遅くなってすいません....」
『!!....シュヴィ...の...手紙. . . .』
「はい....シュヴィが、もし自分が亡くなったら、この手紙を、あなたに渡して欲しいと言われました....」
『....が...とう....ありがと....私に...シュヴィの....手紙持ってきてくれて....』
「いえ...では、私はこれで」
『手紙ありがと....ほんとに...ありがとねシェネル』

シェネルが帰ってから、私はシュヴィの手紙を読んだ

「ヴァイオレットさんへ
この手紙読んでるってことはこの世界に、私は居ないんですね、シェネルにもあったってことですね。ヴァイオレットさん、教授のAndroid計画をやめてシェネルと一緒に、人のためになるAndroid系を作ってください!私は最初、こんなAndroid計画やりたくないって思ってました。でも、ヴァイオレットさんや、ネオンさんに会えてとっても幸せでした。今までありがとうございました。シュヴィより」

私は、その場で泣き崩れ、エトワールが抱きしめてくれた。
でも私には時間が無い....
それでも、どうしても、シュヴィが残してくれた計画を手伝いたい。でも、もう遅かった、私の体には誰にも治せない病気が再び襲いかかってきた。

「!....ヴァイオレット!」
(エトワールの声が聞こえる...私どうしたんだろ...体か動かない...)
「ヴァイオレット!ヴァイオレット!しっかりしろ!ヴァイオレット...!」

それから月日がたち私の体はもう少しも、うこかなくなってしまった。

『エ....エトワール....』
「!!....ヴァイオレット....! 僕はここだよ」

エトワールは私の手を握ってくれた。

『エ....エト...ワール、私の...最後のお願いを....聞いて欲しいの...私が...亡くなったら、私の...部屋に...行って、あるデーターを.....貴方のデーターベースに入れて欲しいの』
「....ヴァイオレット居なくならないよね....」
『私には....もう時間が無いのよ....』
「....話は分かりました、でもそんな事言わないで欲しい...」
『ごめんね....エトワール....』
「謝らないでください...ヴァイオレット...今の時間を大切にしましょ?」
『そうだね...』


♤♤♤♤♤♤
Sideエトワール


『そうだね.....』
ヴァイオレットは、そう言って、息を引き取った。
「ヴァイオレット.....?ねぇ!ヴァイオレット!起きて!ヴァイオレット!!!!!!!ヴァイオレット!僕をひとりにしないで!ヴァイオレット!!!!!!!」

ヴァイオレットが亡くなって、僕は1人になってしまった。

「ヴァイオレット.....どこにいるんだ....僕は...ここだよ....ねぇ....返事してよ....ヴァイオレット....」

ひとつぶの涙が零れた。
僕を使ってくれた、ヴァイオレット。
僕に、この世界のことを教えてくれたヴァイオレット。
会いたいよヴァイオレット....

約束を覚えてた僕はヴァイオレットの部屋に行き、パソコンを開いた。そこには僕宛てに書いたものとデーターだけがあった。

『エトワールへ
これを見ているってことは、私はこの世界から居なくなったってことだね。エトワール私ね、なぜエトワールを造ったかまだ言ってなかったね。こんな形で言うのはおかしいけど、私...本当は一人じゃなかったの...私には、エトワールと同じ名の婚約者が居たの。エトワールにずっと言えなくてごめんね。私の婚約者はね、エトワールみたいになんでも出来て、とっても優しい人なんだ。そんな彼がある時、罪も犯してないのに囚われ死刑にされて、この世からいなくなってしまったんだ。彼が居なくなって私は生きる意味が分からなくなり、何も考えられなくなってしまったんだ。
でも、私はもう一度彼に会いたい思いで、あなたを作ったんだよ。でもね最初は失敗ばっかりしていたけど、彼との思い出を思い出しては、早く彼に会いたい頑張って完成させたいって勇気が沸いたんだ。
でも心だけはどうやっても上手く造れなかった。でもねシェネルに‘‘心は自分の中の思い出をそのまま伝えればいいんだよ''って言ってくれてやっとエトワールの心が造れたの、結構大変だったけど、感情のないままだと生きにくいと思ってシェネル達と一緒に作ったよ。感情はね、人それぞれ違うの、だからこの感情は写真や私の気持ちとかいっぱい入れといてある。
このデータを入れたら、自然にこの文も消えるように設定してあるから、本当はちゃんと手紙とかの方が良かったかなって後悔しているよ。でも、他人にこのデータを奪われたくないから消すことにします。
最後にエトワールのこと死ぬまでずっと大好きでした。愛していました。エトワール....バイバイ
byヴァイオレット』

データーを入れながらヴァイオレットが僕に書いてくれた文を読んだ。
「僕を....造って....くれて....あり...がとう....やっと...この気持ちが...わかって良かったよ.....僕を....愛してくれて...ありがと....ぼ...僕も....愛してます....大好きです.....ヴ...ヴァイ...オレット.....」

(起動を....停止します.....)