「合わせられません!」



「同じ風呂に入ったのは事実だろ?時間差で」



時間差、そうだけど!



さっきのはないよね!?



「誤解されたよ…」



「それでいいんだよ、もう来ないだろうから」



「学校で噂になったらどうしよう…」



「付き合ってるなら別に。既成事実にする?」



腕を取られて過剰に反応してしまう。



「きゃーっ、やだっ。やめて!」



「そんなに嫌がる?でもさ、理解してる?あんたの未来は俺次第だってこと」



うっ…。



それは理解してるよ。



だからって、なんでもできるわけじゃない。



「彼女のフリはするけど…そういう過激なのは無理だよ。さっきみたいに急に抱きつくのもだめ…」



ドキドキするから…。



思い出したらなんだか顔が熱くなってきた。



「わかったよ」



反論されるかと思えば、すんなり納得してくれた。



よかった…。



「その代わり、しばらく俺のベッドで寝ること。わかった?」



心配してくれてるってことだよね…。



そういうところは、優しいね。