何度も季節が流れていく

柚月はダイガクセーというものになった

コーコーセイの頃とは違って
柚月はダイガクというところから帰ると暗い顔をしている。

部屋で一人でため息をついている

まったく、どうしたっていうんだ?

ラインというものをすることもへったし
コーコーセイの頃の友達とはもうやり取りしてないのかな?



「大学はもう行きたくない」
「バカ言わないの、せっかく受かったのに」

柚月とママが言い争っていた

「どうして行きたくないなんて言うんだ?なにかあったのか?」

パパが心配そうに聞く。

「……わかんない…」
「え?」
「わかんないよ、私だって……」

柚月は拳を握っていた、手が震えていた

パパとママに背をむけて部屋へ向かう
僕は柚月のあとを追った。