「ニャア」

柚月!デンワが鳴ってるじゃないか!

友達なんじゃないのか?

ちゃんと、でなきゃいけないだろ!

本当にめんどうをかける飼い主だなあ
どれ、僕がひとつセッキョウしてやるか

僕はリビングのイスに座っている柚月のところへ向かう。

「小次郎?おやつ?」

柚月はおやつを箱から取り出して僕のごはん皿にうつした。

ちーがーうーよー。

僕はおやつが食べたいんじゃなくて
君がちゃんと、友達からの電話に出ないから
一言いいにきたんだよ!

まあ、おやつをくれるんならもらうけどね