頑張れDさん‼︎第20話


あれから(あ〜っと、どれだっけ?)数日が過ぎたある日Dさんから電話が掛かってきた。



「おっ、お疲れ様です。ネピオンさん」

「お疲れ様」

「いや〜まいりましたよ〜」

「うん、今日も神様に参ってきたの?」

「あっ、いや〜」

「いや、カミさんだね」

「はい、ある意味では」

「さて、今日はどうした?」


「はい、実はですね〜」

「うん」

「実は、奥さんに内緒で〜」

「内緒で」

「はい、昨日、司社長と隣町の飲み屋に行ってきたんですよ〜」

「あ〜司ちゃんと」

「え〜まぁ〜そうですね〜」

「うん、それで」

「まぁ、社長に誘われたら〜断れないじゃないですかぁ〜」


「あ〜まぁ〜そうだね」
(俺は、断るがな)


「まぁ、それで、そこに居たオバさんがふざけて〜」

「うん」

「あの〜シャツに口紅を付けてたんですよ〜」

「あ〜まぁ、わざと付ける人いるね〜」

「それで、その〜俺は口紅をつけられた事に気づかずに家に帰ったんですよ〜」

「あ〜ね〜」

「それで家に帰って服脱いだら」

「うん」

「M美が来て〜」

※ Dさんの回想シーン
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「アンタさぁー」

「あっ、うん」

「今日は凄く遅かったね〜」

「あっ、あ〜まぁ〜ね」

「ふ〜ん・・・」

M美さんは臭いを嗅いでいた。

『クン、クン』

「女の臭いがする」

「あっ、そう」

「うん、間違いない」

「・・・・」

M美さんはDさんの服を確認した。

「これ何?」

「あっ、いや〜」 

「これ、口紅だよねー」

「あっ、そっそうだね〜」

「何で口紅付いてんの」

M美さんは優しく尋ねている

「あっ、いや〜ほら今日ね」

「今日、なに」

「はい、今日、司社長が夕方現場に来て」

「うん」

「D、これから飲みに付き合え!と言うから〜」

「それで」

「はい、隣町の飲み屋に行って来ました。」

「アンタ、私に残業するからって言ったよねー」

「はい、言いました。」

「それで、嘘ついて飲み屋に行ってきたの」

「はい、すいません。」

「でっ、この口紅は何?」

「あっ、あ〜それは酔ったオバさんに絡まれて〜」

「ふ〜ん」

「・・・・抱きつかれたの?」

「あ〜うん」

「そう、少しは嬉しかったでしょ!」

「あっ、いや〜はい」

「まったく、アンタもハゲ社長も・・・」

「すっ、すいません。」

「アンタさぁ〜嘘言わずにハゲ社長に誘われたと言えばいいでしょー」

「あっ、そうですね、すいません」

「アンタ、分かっているわよね!」

「あっ、はい」


「それじゃ〜」

『ゴクッ♪』

「呑み禁ねっ♡」

「はい」

 (´༎ຶོρ༎ຶོ`)
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※ 回想終了

「とまぁ、こんな感じでした。」

「あ〜なるほど」

「まぁ〜嘘ついた事で怒られたんだ?」

「まぁ、そうですね〜」

「ところでDさん」

「はい」

「嬉しかったの?」

「いっ、いや〜まぁ〜〜そうですね」

「あはははははは」

するとDさんの電話からM美さんの声が聞こえてきた。

『アンタ〜〇〇と一緒に洗濯しないでと何時も言っているでしょ〜』

「あっ、ヤベ〜」

『本当にバカなんだから〜』

「また、連絡します。」


(う〜ん、呑み禁ね♡か〜Dさん耐えるんだぞ)


 



「あなた〜」

するとリビングから私を呼ぶ声が聞こえてきた。

「はい、はい」

「司社長が来たわよ〜」

「あ〜司ちゃん来たの分かった直ぐに行くよ」


私はリビングに降りて奥様に断りを入れた。


「少し司ちゃんとフィリピン人ママの店に行って来るよ」

「は〜い、またペシペシされに行くのかな?」

「あ〜60㍗を?」

「そうそう、司社長も好きだね〜」

「あはははは・・・」


(ペシペシ言っちゃダメだって)


    ・・・・続く・・・・







『アンタ、足揉んで』

「はい」

『次は肩ね』

「はい」

(−_−;)