「ちょっと、松永! あんた何、みずほのこと困らせてんのよ!」

怒りながら松永君に詰め寄る香だったけれど……


「違うって! 利益のためという、ちゃんとした事情があってだな……」


松永君から事情を聞くと。



「……え。みずほのメイド服姿? そんなんめちゃくちゃ見たいわ」

と、急に真顔で言うのだった。

何でそこで松永君側につくかな⁉︎



結局、この場に私の味方なんていなくて……



「さあさあ、みずほ! 着替えるの手伝ってあげる!」

「ちょ、ちょっと〜!」


香に腕を引っ張られ、私は着替えをするために体育館の更衣室へ向かうのだった……。