夕方になり、診察の時間になった。 杏は広瀬先生が待つ1Fの診察室に向かう。 明日映画に行くことを考えると、 診察なんてなんともなかった。 すぐに終わることを信じて診察室に入ると、 そこには広瀬先生と看護師さんがいた。 「失礼します…」 「鈴木さん、気分はどう?座って」 杏は気分が昨日より良くなっていること広瀬先生に伝えて、診察は進んで行く。 「次は胸の音聞くね」