誰にも邪魔させない。




「柊はキスぐらい何でもないのかもしれないけど。
私にとってはすごくすごく大事なこで…」


「は?」




一瞬、驚いた顔を見せた柊。


そんな柊に近づいて、今度は私から触れるだけのキスをした。




「柊のバカ」


私は自分のやってしまった行動に気が付いて、柊から逃げるようにして自分の家に入った。




…やっちゃった。


何やってんだろう私。




家の中はシーンと静まり返っている。


今日はお母さん夜勤かな。


誰もいないと気づくと急に力が抜けて、家の玄関にしゃがみ込む。




自分からキスしちゃうとか本当にありえないよね!?


もう好きって言っちゃってるみたいなもんだよね?!


うわ…。


もう柊に見せる顔がない…。