「柊が私に意地悪してくるからだよ」
「なんだよそれ」
柊はそう言って私に一歩ずつ近づいてくる。
私は思わず後ずさりした。
「ムカつく」
っ…。
「ムカつくって何…?
私が坂城くんと帰ったから?
ねー、なんでそんなに坂城くんに突っかかるの?」
「あー、坂城坂城うるさいんだよ。ちょっと黙って」
「話を振ったのは柊でしょ?
坂城くんさ、本当に優しんだよ。
今日も一緒に帰る時さ…「ねー、黙って」
柊の声が私の声を遮ったかと思うと、一気に距離を詰められ、超至近距離に柊の顔。
だけど私も喋る口を止められない。
「坂城くん、超優しいし、イケメンだし?
私坂城くんと付き…「だから黙れよ」
柊がそう言ったかと思うと、私の喋る口を柊の唇が塞いだ。



