お昼休みになって私と美結は屋上でご飯を食べていた。


「私、坂城くんと付き合おうかな」


「ぶー!え!?どうした、いきなり」


美結にとってはすごく急な話だったみたいで飲んでいたジュースをこぼしそうになっていた。


「だって、坂城くん優しいし、私のこと気になってくれてるみたいだし」


「え?!何それ!初耳なんだけど!」


「私だって昨日初めて知ったよ」


「何がどうなってんの!?詳しく話して」


美結は前のめりになって私に耳を傾けた。