もうキスできちゃうんじゃないかって距離で、自分の心臓の音がうるさい。
この心臓の音が柊に伝わってほしくなくて。
柊は、なんで何とも思っていない私にこんな事してるんだろうって。
もう訳がわからなくて、私は目をギュッと閉じた。
だけどその間は何も起こらなくて、疑問に思って少しずつ目を開けると、
「なーんちゃって、本気にした?」
柊はそう言って、私を開放してベッドから降りた。
ねえ。
今のなんだったの!?
「大丈夫だよ、海莉なんか襲ったりしない」
…。
そんなこと、
「言われなくても、分かってるよ」
私は女として見れらていなこと、ちゃんと分かってる。
ドキドキした自分がホントばかみたい…。



