え、なになに?
近い…。
柊のシャンプーのいい香りが鼻をかすめたかと思うと、
「さっきはごめん。
あんなこと言うつもりなかったんだ」
素直にごめんと言う柊にちょっとだけ戸惑う。
柊から謝ってくれたのは初めてで。
また。
調子が狂う。
「うんん、いいよ。
私も言い過ぎた。ごめんね」
私がそう言うと、柊はそっと顔を上げた。
そんな柊と目が合って。
近すぎるその距離にドキドキする。
また、「だよな、お前のせいだよ」とか言って開き直るのかなって思ってたのに。
「あんまり坂城と喋んないで」
思っても見ない言葉が飛び込んできた。



