「それより何でここにいるわけ?」
柊がさっきの私の質問に答えてくれないから、もう一度聞いてみる。
「彼氏が彼女の家に来て何か問題でも?」
ほら、またそんなこと言う。
「それはだって、違うじゃん…」
少しは私の気持ちも考えてほしい。
なんて柊には無理か。
気まずい沈黙が続く中で、
「海莉が心配だったから」
柊は唐突もなくそう言って。
「心配?」
何に心配したのか全然分からない。
いつも言葉が足りないよ。
柊はベッドから立ち上がると、私に近づいてきて。
無言でつめ寄ってくる感じに圧迫される。
私が1歩後ずさりをしそうになった時、柊は私の肩に頭を置いた。



