誰にも邪魔させない。




坂城くんはそんな私を見てくすっと笑った。


なになに!?


分かんない!


からかわれてるの!?




”冗談じゃないよ”


私の心境を察したのかそんな言葉を書きだして。


挙句の果てには、




”まだ僕の入る隙ある?”


なんて書いてきた。




えっと。


どう返事をしたらいいのか、すごく戸惑う。


今まで誰にもそんな事言われたことないから、ほんの少し。


ほんの少しだけドキドキした。