上ばっかり見ていたせいか、だんだん首が痛くなってきた。

 その上、何の変化もない星空を眺めているだけだったので、飽きてきてしまった。

 何気なく近くを見渡すと、私と同じ年代の子供達は、公園に設置されている遊具で遊んだり鬼ごっこをしたりしていた。

 それを見ていたら、いつまでも現れない流れ星を捜すよりも、体を動かしたくなってきてしまった。

 私は女の子にしては、外遊びが好きな方だったんだ。


「パパ。ちょっと遊んできていーい?」

「なかなか流れ星が見られないから退屈になったかな? そうだな、公園から出なければ遊んできていいぞ。暗いから気を付けるんだよ」

「うん、分かった!」


 パパに了承をもらってから、他の子供たちが遊んでいる方へと走っていく私。

 知っている子はいなかったけれど、いつも公園に行けばそこにいた見知らぬ子と仲良く遊ぶことができる私は、気にならなかった。

 誰かに声をかけようと、きょろきょろと子供たちを見渡した時だった。