そして、光雅くんが私の肩を掴んで、悲痛そうな顔をして揺さぶってきた。
彼は何も言わない私をお姫様抱っこのような形で抱え上げて、そのままどこかへと走り出した。
ああ、これは夢かな。
私の奥に秘めていた願望が、きっと夢になっているんだ。
いくら優しい光雅くんといえど、さすがにこんなことまでしてくれないだろう。
あは、私ってば大胆なことを考えるなあ。
なんてことを思ったのを最後に、私の意識は暗転したのだった。
*
目が覚めると、真っ白な物が視界を占拠した。
次に五感が感じたのは、鼻腔をくすぐるほんのりとした薬品のような匂いだった。
――あれ。ここは、どこかな。
私は柔らかい何かの上に寝かされていた。
さらに、同じようにソフトな何かを被せられていた。
ぼやけていた視界が幾分かはっきりしてきて、それが布団だったことにすぐに気が付いた。
私、なんで寝ているんだっけ?
今日はそういえば、体育祭の2日目じゃなかった?
えーと、確か玉入れに出ようとしたような気がする。
彼は何も言わない私をお姫様抱っこのような形で抱え上げて、そのままどこかへと走り出した。
ああ、これは夢かな。
私の奥に秘めていた願望が、きっと夢になっているんだ。
いくら優しい光雅くんといえど、さすがにこんなことまでしてくれないだろう。
あは、私ってば大胆なことを考えるなあ。
なんてことを思ったのを最後に、私の意識は暗転したのだった。
*
目が覚めると、真っ白な物が視界を占拠した。
次に五感が感じたのは、鼻腔をくすぐるほんのりとした薬品のような匂いだった。
――あれ。ここは、どこかな。
私は柔らかい何かの上に寝かされていた。
さらに、同じようにソフトな何かを被せられていた。
ぼやけていた視界が幾分かはっきりしてきて、それが布団だったことにすぐに気が付いた。
私、なんで寝ているんだっけ?
今日はそういえば、体育祭の2日目じゃなかった?
えーと、確か玉入れに出ようとしたような気がする。



